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若手社員対談[前編]

IGPIものづくり戦略カンパニーの若手社員とディレクターで、入社理由や実際に働いた感想、今後のキャリア等のテーマで対談しました。

なぜIGPIものづくり戦略カンパニーを選びましたか?

橋本

理由は2つあります。1つは製造業の専門性を身につけたかった。前職のコンサルティングファームで自動車部品メーカーのものづくりの面白さを知って、これを自分の専門にしたいと思いました。もう1つは経営から現場までの知見や経験を持つプロフェッショナルになりたかった。その両方を満たしていたのが、もの戦(ものづくり戦略カンパニー)でした。

加藤

私も前職は会計系のコンサルティングファームです。数字関連を中心に支援していましたが、実行面はお客様任せで、もどかしさを感じていました。もの戦は現場と経営を数字でつなぐことを大切にしている。ハンズオンで深く入るスタイルも自分に合っていたので、入社を決めました。

中川

前職は鉄鋼メーカーのエンジニアでした。入社当時、鉄鋼業の業績が落ち込み、生産現場を1つ閉じて、仕事がない人たちも出ていました。何かしたいけれど、経営判断の背景がわからないので何もできない。このままでは嫌だと思い、製造業に関わり、経営により近い仕事を探し始めました。IGPIは現場を大切にして、製造業出身者が多い。「ものづくり戦略」という名前に意志とエネルギーを感じました。

高津

私の前職はプラントエンジニアです。経営に関する視座を高めたいと思って転職活動をしました。私も組織改編とかに振り回され、その経営判断に至った背景がわからず、何もできないことにモヤモヤした思いを持っていました。製造業を起点にしたわけではなかったのですが、理系職でモノづくりの経験があるので、それも活かしたいなと。IGPIのもの戦を知って、いい具合にキャリアのジャンプができそうだなと思って選びました。


IGPIは成長できる環境でしょうか?

中川

入社後、短期のプロジェクトを複数経験しました。戦略から現場の実行支援まで幅広く、製造業以外の業界も含まれ、知らないことだらけです。超優秀な先輩から言われたのは、大事なのはたくさん知っているよりも、どれだけのスピードでキャッチアップできるかだと。アサイン直後からキャッチアップを図る方法が身に付いたのは、IGPI特有かなと思います。いろいろなメンバーと長時間密に仕事するので、基礎スキル、考え方、マインドセットなど吸収するチャンスもあります。

加藤

私もマネジャーから「案件が幅広く、業務内容も多岐にわたるので、ここでやっていければ、どこでも通用するよ」と言われました。上司がしっかりサポートしてくれるところも成長できる土壌だと思います。

橋本

投資をするJPiXや、最先端の科学技術に関われるATACなど、コンサル以外の経験ができるのも、成長の環境として大きいです。いろいろな選択肢があるとわかった時点で、キャリアに関する視座が一個深くなるので魅力的です。

高津

IGPI全体でナレッジ共有の場が豊富にあります。そこにさくっと参加するだけでも、知的好奇心が刺激され、もう少し勉強しようかなと感じられる。それも成長の場になっています。

加藤

最近、若手の勉強会などボトムアップの場も増えていますね。

プロジェクトを通じた成長だけでなく、それ以前に準備できる環境を整えたいと思っています。コンサルのスキルを幅広く身に着けるだけでなく、その先の経営人材になってもらいたい。そういうスキルやマインドセットはグループ会社を経験してこそ習得できるので、IGPIを使い倒してほしいですね。


今後やりたいことはありますか?

加藤

ATACで技術先端系に触れたり、JPiXで経営として中に入り込んで組織を動かすことは中長期的にやってみたいです。そうすればコンサルタント専業ではなく、キャリア面で差別化できるかなと。

私たちが期待するのは、自分の強みを見つけて、唯一無二の存在になってもらうこと。苦手なことも含めて、クリアしてほしいことを1人1人考えながら、アサイン先を決めています。コンサルとして1つ武器ができると、そこを広げて、さらにリーダーとしてマネジメントしてもらい、それができると次は経営人材へ。そのための近道をみんなでしっかりと考えています。

中川

仕事をする中で、今後についてあまり考えなくなりました。当初は、自分のいた業界しか頭になかったけれど、いろいろ人と会って話を聞き、いろいろな業界を見ていくと、考え方を画一的にする必要はないなと。自分の性格上、こうだと決めると視野が狭くなるので、今は敢えて決めないようにしています。

橋本

その意味では、若手のうちは幅広い経験をしたほうがいいと思っています。たぶん強みを見つけても、それだけでは経営はできない。法務、人事、ITとかの総合格闘技なので。幅広く経験しながら武器を見つけて伸ばし、T字のキャリア曲線を描きたいなと。

プロジェクトを点だとすると、最初は点が何かもわからず、みんなもがきます。それを何個か経験し、それとセットで点を組み合わせて掛け算すると、「自分の強みはこれか!」とわかる時が必ず来ます。だから最初の数年は、目の前の仕事をしっかりやりきる。自分が今、点のどこをやっているか、どの点と点をつなげると自分の強みになるかを意識すれば、物になります。


組織やメンバーについて、入社前の印象とギャップを感じましたか?

高津

自分で自分をモチベートして能力を高めないと、ドライな対応をされるかと思っていましたが、そんなことはなくて、みなさん熱い指導をしてくださる。そこは良い意味でのギャップでした。あとは、みなさん想像以上に若い! 年齢よりも、自分のキャリアを自発的に考えて、生き生きとしているからだと思います。

中川

私ももっとドライかと思っていましたが、普通に親切です。もの戦は距離が近いので、パートナークラスの方とも定期的に相談できます。IGPI全体で見ると、ボクシングの人もいれば、陸上の人もいるというように、信じられないほど、いろいろな方がいらっしゃいます。事業会社では得意なことや強みが一様なのがあるべき姿だったので、びっくりしました。ただ総合的に、みんな親切で優しいです。

優しいというのは、たぶんリスペクトする文化があるからだと思います。いろいろな人がいて、価値観や強みが違うので、お互いが協調し合わないと、1人では戦えない。だから、リスペクトし合う。

橋本

いろいろな特技を持つ人がいる一方で、根底は似ているなとも感じます。クライアントに対する成果に対して、自分で責任を負うという意識が高い。特に事業再生の案件では、我々がつくった数字でお客様の生活が変わってしまうこともありますから。そのうえでリスペクトし合っている。そういう空気は、仕事がやりやすくて好きです。

加藤

アウトプットへの責任感は、私も強く感じます。最初に参加した案件では、プロマネがお客様への価値を体現化するために、ゴールのスコープまで変えてしまったのです。事業ポートフォリオを再構築して成長戦略をつくるプロジェクトでしたが、蓋を開けてみると、将来性のある成長事業がなかった。普通のファームなら、それでも伸びそうな事業で頑張りましょうとなりますが、うちは客観的な証拠を示し、コスト構造を変えて収益性を向上させる新たなゴールを提案し、お客様の承諾を取り付けたのです。この方向では良くないと思えば、お客様とぶつかってでも、変えるためにコミットする。ここまでやるのかと思いました。

そういう価値観はIGPIの特徴かもしれません。プロジェクトを継続したいなら、相手に合わせたほうが楽ですが、その企業にとって良くない方針であれば、喧嘩してでもやるべきことを言って戦い抜く。それで失注しても、その後何かあると、必ずまた声がかかりますから。


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