高津桃子

シニアアソシエイト

プラントエンジニアリング会社にて、国内外の廃棄物発電プラントの配管設計業務や、技術開発業務に従事。IGPI参画後は、BDDを始めとするM&Aプロセス、大手総合化学メーカーの構造改革の計画立案や実行支援、事業損益モニタリング機能構築、産業機械メーカーの新規市場参入戦略策定などを支援。

前職の内容ともの戦志望理由

入社前はプラントエンジニアとして環境プラントの設計業務に携わっていました。コンサルティングファームと同様に、プロジェクト単位で業務に従事することがほとんどであり、海外の設計担当者を率いながら社内外の関係者とディスカッションを通して1つのプラントを作り上げていくことは非常に面白く、今思い出しても非常に貴重な経験であったと思います。一方で、転職を検討し始めたきっかけは、自分の業務や会社の方針がどう経営と紐づいているのか理解したいと思い始めたからです。例えば、私がいた会社では、レイアウト変更やそれに伴う引っ越しが頻繁に行われており、プラント設計業務と直接結びつかない業務の必要性に疑問を感じることがありました。また、一部事業の他社統合が発生した際には、その統合の目的や検討内容を十分に理解できず、意思決定の背景やプロセスを深く知りたいと思うようになりました。

IGPIの「経営の総合格闘技」というコンセプトと、もの戦の事業会社出身者が多く、みな前職の事業・会社に熱い思いを持っているという点に非常に魅力を感じ、入社を決めました。

現在の業務内容とやりがい

入社後はBDD、構造改革の構想策定・ハンズオン実行支援、新規市場開拓の実行支援に従事してきました。入社以降、できることが増えてきて自分の成長を感じたと思ったら、また次の壁にぶつかる、といったとても刺激的な日々を送っています。入社直後は上位メンバーからタスクを切り分けてもらい、コンサルタントとしての基本的な考え方・所作を学びました。徐々に、論点単位で任せてもらえるようになり、上位者と相談しながらではありますが、タスクの設計からクライアントコミュニケーションまで一貫して取り組めることも増えてきています。

プロジェクトにおいてできることが増えていく中で、特に、私はクライアントとディスカッションすることが日々の業務の中で最も楽しく、やりがいを感じることに気づきました。当たり前ですが良いディスカッションをするためには、事前の準備が重要であり、ファクト&ロジックに基づき数手先を見通し、効果的な資料の作成や最適な表現方法に至るまでメンバーと考え抜きます。そういった時間は時に苦しく、自分の至らなさを感じることが多いですが、クライアントと対峙し、クライアントの中にこれまでと違った対流が生まれることやそれに資する価値を提供できたという喜びがモチベーションになっています。

もちろんIGPIグループの方々と関わりを持てることもやりがいの一つです。もの戦はバックグラウンドが比較的類似する方が多く、安心感という観点で良いのですが、他グループの方は様々なバックグラウンドを持っており、社内イベント等は毎回新鮮な気持ちで臨むことができます。業務はもちろん社内コミュニケーションでも刺激を貰える、という点もIGPIの魅力かもしれません。

今後の展望・応募者へのメッセージ

かなり抽象的な目標ですが、クライアントの新たな対流に立ち会い、より大きな対流を生み出す人材になりたいと考えています。また、将来の予測が難しいライフイベントにも対応できるよう、様々な選択肢を持てる状態を目指しています。浅く・広くなることは求めていませんが、一定の深さを持って、ケイパビリティの範囲を広げていきたいと考えています。日々のプロジェクトワークの中での鍛錬ももちろんですが、IGPIはグループ内で研修出向制度もあり、そうした社内制度を活用することも考えながら、可能な限り楽しみつつ成長していきたいと思います。

いわゆるコンサルタントスキルと聞くと、資料作成能力や論理的思考力といった部分が取り上げられることが多いと思いますが、IGPIではそうした論理的なスキルだけでなく、クライアントの実行を引き起こすための情理的なスキルというのも重要視されていると思います。対峙するのは人間であり、人間の行動原理は合理だけではないということを、真剣に考え抜くというのがIGPIならではかもしれません。さらに、ものづくり戦略カンパニーではそこに製造業という要素も加わり、製造業に対して課題感を持ち、実際の変革を引き起こしたいという方にはぴったりの環境だと思います。

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