石井 啓太
アソシエイト外資系コンサルティングファームにて、新規事業創出、脱炭素戦略策定、業務改革プロジェクト等に携わる。IGPI参画後は、自動車部品メーカーに対する構造改革の計画策定と定着化、及び成長戦略立案に従事。
経営と現場の橋渡しを担う、リアルな経営現場に惹かれもの戦へ
大学卒業後、外資系コンサルティングファームに入社しました。前職では、新規事業開発支援(エネルギー商社)、脱炭素戦略策定支援(自動車メーカー)など業界横断的に様々なプロジェクトに従事しました。多様な業界・支援内容を経験することができた一方、戦略から実行を一気通貫でご支援できなかったことにもどかしさを覚え、転職を検討し始めました。
転職活動の中で、IGPIものづくり戦略カンパニー(以下、もの戦)に入社を決めた理由は2つあります。
ひとつは、もの戦の『経営と現場を繋ぐ』というキーコンセプトにあります。経営レベルで立案した戦略を絵に描いた餅にせず、現場レベルへの浸透まで責任を持って遂行するという支援スタイルが、まさに私が感じていた『戦略から実行までを一気通貫で支援したい』というもどかしさを解消するものでした。
もうひとつは、当時の選考で『ビジネスにおけるリアルな修羅場に立たされた時に、貴方はどうするか?』という趣旨の内容を問われ、他ファームの面接とあまりに違うスタイルに衝撃を受けたことを覚えています。思考の切れや瞬発力だけではなく、人間に対する洞察力・人としての成熟度を試されていると感じました。もの戦のプロジェクトは綺麗な戦略提案だけでは終わらず、泥臭く・リアルな経営現場に立つことが求められることの裏付けだと思い、入社の決め手となりました。
入社後は、製造業クライアントを対象に構造改革の構想策定・ハンズオン実行支援、及び成長戦略の策定支援に従事してきました。元々は事業再生や構造改革に強みのあるファームですが、足元では新規事業開発や成長戦略の策定などのプロジェクトも増えており、探索と深化の双方をバランス良く経験できる環境だと思います。
クライアントが直面する『異常事態・緊急事態』の中で、若手が挑戦する文化
IGPIのプロジェクトに共通するテーマは、『クライアントにとって一生に一度の一大事をどう乗り越えるか?』です。外部環境の急激な変化に伴う赤字事業の再生や、今まで世の中になかった新サービスの構想を練るなど、それぞれの企業にとっての『異常事態・緊急事態』を日常的に経験出来る環境はIGPIならではだと思います。
また、IGPIの特徴として、『挑戦の機会を積極的に若手に提供すること』が挙げられます。私自身、入社3か月後には経営層に対する資料作成、発表、ディスカッション対応の機会を任せてもらいました。若手のパフォーマンスが常に完璧であるとは限りませんが、IGPIにはそこをグッと堪えて見守り、挑戦の機会を絶やさないでくれる上司や先輩社員が大勢います。結果として、毎日自分の能力の限界にチャレンジすることが出来ており、仕事のやりがいに繋がっています。
経営における支援者経験と当事者経験の双方が積めるプラットフォーム
将来は製造業領域のプロ経営者になりたいと考えています。新卒からコンサルティングファームに勤め、これまでは意思決定を支援する立場としてのキャリアを歩んできました。支援者から経営の当事者に舵を切る方法はいくつかあると思いますが、IGPIグループには日本共創プラットフォーム(JPiX)などのマジョリティ投資・事業経営領域や、先端技術共創機構(ATAC)などのインキュベーション領域が存在し、経営の当事者としての経験を積むことができます。支援者としての経験に加え、当事者としての経営経験を蓄積することで、日本の製造業の発展に貢献できる経営人材になりたいと考えています。
もの戦の魅力:『華やかさ』よりも『泥臭さ』
IGPI、そしてものづくり戦略カンパニーのカルチャーを一言で表現すると、『野武士』だと私は思います。若くして経営者と議論し、戦略や課題の解決策を提言するといった業務内容から、経営コンサルティングの世界に華やかなイメージを持つ方も多いかもしれません。一方で、ものづくり戦略カンパニーの良いところは『華やか』だけでは終わらないところです。経営と現場を繋ぎ、提案した戦略の実行責任を果たすには、泥臭い仕事の積み重ねが必要だと思います。結果を出すためには見栄えのいいことだけではなく、泥水をすすることも厭わない、『野武士』のような方々(男性・女性を問わず)と一緒に働けることを楽しみにしております。